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魂が旅をする。の2。

魂が旅をする。の2。_e0113673_131332.jpg宇根さんとの「はじめまして」の次に、ミナミちゃんと「はじめまして。」

私の第一声は「似てる。」でした。聞いてはいたけれど、天国の晴美ちゃんと姉妹のよう。

本当に不思議な気分です。晴美ちゃん(以下、オハルちゃん)とは東京で、2-3回会っただけ。

だけど、それから何年も経ってオハルちゃんに導かれるように神戸に来て

オハルちゃんのお姉さんみたいなオハルちゃんの親友に出会う。。。オハルちゃんのパワー、今も私を動かしてる。

ミナミちゃんは小さな本を手に現れました。

オハルちゃんが遺した本といっても、オハルちゃんの現在と言ってもいい本でした。

私が実際に見たオハルちゃんの最後の作品は、品川でのグループ展の人形をたくさん閉じ込めたオブジェ。

オハルちゃんはホスピタルアートというものに取り組んでいて、NHKで放送されたりしました。それは知っていたのですが、

魂が旅をする。の2。_e0113673_1331010.jpgオハルちゃんの活動の一つにあった「ハッピー ドール プロジェクト」を

知ったのは最近で、教えてくれたのは、ミナミちゃんでした。

晩年、病院で過ごすことの多かったオハルちゃんだから、同じように病院で過ごす人に

何か温かなもの、楽しいものを。という思いが生まれたのも、

病院の中でも「作りたい。」という思いだったのも、自然なことで、

それがこのプロジェクトの元になったのだと思います。

オハルちゃんのお人形のもつチカラが人を動かしていき、オハルちゃんが居なくなった今も、

全国あちこちの病院の患者さんやスタッフさんの手や心を動かしています。

魂が旅をする。の2。_e0113673_134646.jpg思い思いの表情のお人形が生まれ、そのみんながほかの病院に旅していき、

また人の心や手を動かしていきます。

この小さな本のページをめくるたびに、オハルちゃんが「どうよ?」と言っているよう。

そして、病の中にも光を求める人たち(いえ、我々みんなそうかも)の分身が、

いろんな表情で息していて、「どうよ?」と言ってせまってきます。

最近、どう生きているか。どういうお人形を作っている?

とオハルちゃんがミナミちゃんと私の間に居て質問してくるようです。

オハルちゃん、思い知ったよ。オハルちゃんが真剣だったってこと。

遠まわしにもっと真剣にやれって言われてるみたいな、小さな本の中に住んでるオハルちゃんのパワー。

ミナミちゃんによれば、オハルちゃんも岡本太郎さんが好きだったって。

さっき見たばかりの太陽の塔と、オハルちゃんのハッピードールが、そのパワーを競うように私の前に現れました。

東京や静岡ではなかった出会い方。私に迫ってくる感じが、たまらん。関西は押しが強い。

薄々感じていたおまかせ旅行の意味は、今はもうはっきりしました。

おまかせしてると、関西人は押してくる。オハルちゃんに負けてる。

まだつづく。
by dog_god | 2010-08-14 01:45 | こころ
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