昨日、東名バスで上京。
東京にだんだん近づくにつれ、空が少し黄ばんできて人も車もビルも多くなって…初めて上京した時を思い、なんだか不思議な感覚でした。
私は東京が好き。刺激に飢えて上京した十代、恐くなるくらいによそよそしくて、巨大で、トンがった感じのした東京が、今回、セピアの写真のようにまろやかで、使い古しのように柔らかく、新しい刺激がない馴染みの場所に感じました。お風呂の「お湯がやわらかい」という表現があるけど、こんな感じかな?と思います。昨夜のライブの刺激の底にも、居心地の良い優しさが、、、。
富士宮に居ると、パキン!とエッジのたった景色、色がクリアで目に眩しく、みどりも青も、いつも新しく挑んでくるような勢い。
東京で鉢に植えられて1000円近くするおしゃれなグリーンが、田舎では雑草。誰にも注目もされないのに、通学路のはじっこで、モクモクと株を増やしています。こっちの方がこんなに色も綺麗で元気なのに、タダ!でも、観賞の価値もないことになってる。
今の私には、東京よりも田舎の通学路の方が挑発的でトンがっているように感じました。
私次第で、どんなふうにでも見え、どんなふうにでも感じる…不思議なものだなぁと思いました。
ちなみに、ぬいぐるみ達。田舎だとみんな瞳が光り、口元がちょっと上がったように笑ってみえるのはなぜだろー。
私、東京好きなのに。