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三回目。永遠の流れ

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いくつかのギャラリー、ショップ、工房などをbikegonさんに案内していただき
安曇野に暮らしながらモノづくりをしている方たちの「スタイル」へのあこがれが益々。

三回目。永遠の流れ_e0113673_23114135.jpgそうやって一日は終わり、レトロで景色もよくて、格安な宿「ごほーでん」へ。

夜にbikegonさんご夫婦に送っていただいたときにはわからなかったのですが、

朝起きてみたら、私のもうひとつの旅の目的。。。大王わさび農場がすぐそば!

ここは観光地なのでいつも観光バスが止まり、観光客であふれているのですが、

すぐ近くに泊まれたおかげで、早朝、まだ観光客も従業員もだぁれもいない時間に

静かに味わうことができました。

ハルとルカと永遠に流れていくのを思い描けるのが、ここ。

3度めですがいつ来ても、私、必ず「独り言」が始まります。

独り言というより、ハルッカとの対話かな。。。


三回目。永遠の流れ_e0113673_231374.jpg紅葉シーズンは初めて。

ハルッカも嬉しそうです。

私もいっぱい独り言。いえ、ハルッカとお話しました。


三回目。永遠の流れ_e0113673_23145037.jpg私も、死を、自分の事として考えなければいけないような病気の宣告を受け、

亡くなった人やハルやルカと自分の境目が、あんまりないような気がしてきています。

あ、これは自分が死ぬかもしれない、という覚悟とかではなく。

亡くなっても生きている人、生きていても生きてない人。死を意識しつつイキイキ生きている人。

この間の本に出てきた、「生きていようが死んでいようが、気骨ある魂にはそんなことはあんまり関係ない」

という言葉。(この本だってbikegonさんに教えていただいたのです。)

この流れを見つめていると、私は大好きなハルッカと一緒にひとつの流れの中に

居られるというような気がします。永遠に。

しばらく自分の世界に入っていましたが、我に返り、宿へ。

朝ごはんをいただいて支度をするとbikegonさんが迎えに来てくださいました。

本当に感謝です!どれだけ親切なんだ~。安曇野の人はみんなそうなの~?

bikegonさんともこの流れを見に行きました。

私の妄想をバカにせずに聞いてくださって、うれしかったです。

それから、bikegonさんの働く家具工房CRAPOへ。
シンプルでおしゃれな家具を見せていただき、実際にお仕事されている工房にもお邪魔しました。
イケメンが3人で家具を作っている職場。。。行ってみたいでしょ~?いひひ。得した~。
私のぬいぐるみの鼻に使うくるみもわけていただきました。

で、bikegonさんはこの日お仕事だったので、途中でお別れして私は、歩いて安曇野散策。
絵本館で酒井駒子さんの原画展をやっていたので、立ち寄りました。
いわさきちひろといい、酒井駒子さんも、どうしてこんなに
子供と、その周りの切なくてはかなげな空気を絵で伝えることができるんだろう。
ああ、こんなものを作っていけたら。

森の中の美術館を出ると、黄色く色づいた葉っぱのついた枝が一本、ケタケタと笑うように揺れていました。
不思議にその一本だけがいつまでもいつまでもケタケタと揺れています。まるで電池が入っているみたい。
だから、私もその揺れに合わせて、「バイバ~イ」と手を振ってきました。

森を歩いていくと、気持ちが良くて「病気がまたどんどん治っちゃうなぁ~」と。
調子に乗って歩いていたのですが、途中風雨がひどくなり、ついに歩けなくなりタクシーで駅へ。

もう一泊しようかな~とも考えたのですが、雪になりそうだったので
電車に乗りました。
電車に乗る前に、穂高神社によって、お邪魔し楽しませていただいたお礼と、
病気がなおりますように。とお願いしました。



三回目。永遠の流れ_e0113673_2318452.jpg
by dog_god | 2009-11-04 23:19 | お散歩
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