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桃太郎にはきびだんごを。

今日は子守り。
甥っ子が来て一緒に遊びました。

こちらでは、女の子のお雛祭りは4月3日に行われる風習です。
で、お雛様を片づけると、入れ替わりという感じで
男の子のお人形が出てきて、こいのぼりとともに5月5日まで飾ります。

我が家でも、この間までお雛様(わたしの!)が出ていましたが、今は甥っ子のお人形が飾ってあります。
甥っ子は別のところに住んでいますが、マンション暮らしのため
すべてを自宅に飾ることが出来ず、我が家に甥っ子の「桃太郎人形」が飾られています。

ガラスケースを見つめ、ほかの大人が居ないことをいいことに、わたしに
「あの剣を抜いてみたい」と言います。
桃太郎人形の腰にさしてある長い刀を見ながら。

わたしも、すっかり「りかさん」(梨木果歩の人形のお話)に感化されているので、
この桃太郎人形を飾るだけじゃなくて、ちょっといろいろ感じてみたい。と思ってしまいまして。

甥っ子とふたり。
ガラスケースをはずしてみようということになりました。

そおっとはずしてみて、まずは甥っ子の希望、剣を抜いてみました。
すると甥っ子は、さっそく空を切ってご満悦。

わたしはシゴト柄?お顔の作りとか細かいところをちょっと
チェックして、もう少し可愛く見える髪型にできないか?とか。

甥っ子が剣をもどしながら、ほかの持ち物を調べると、
「あれ~、きびだんごが無い!」と言います。
で、すぐそばの本棚にあった桃太郎の本を持ってきて、「ほら~」と。
きびだんごが無いから、この桃太郎にはお供の、犬もキジも猿もついて来ないんだって言います。

しばらく、ガラスケースを開けたままで、この桃太郎人形に
桃太郎のお話の読み聞かせをしています。絵を見せながら。
きびだんごの出番のところで、
「ね~。ももたろさん聞いてる?きびだんごどうして持っていないの~?」って言ってます。

わたしは可愛くなってしまって、「りかさん」のお話も十分思いだしながら、
「じゃあ作ってあげよう!きびだんごときびだんごを入れる袋。」
というと甥っ子、もちろんノッてきました。

甥っ子はわたしがぬいぐるみを作るのを良く見ていて、自分もチワワを縫ったりしています。
(半年以上かかってまだ出来てないけどネ。)
甥っ子が縫い物をして遊んでくれると、私もわずかながらシゴトが進むので好都合♪

わたしが小さな巾着袋になるようにあり合わせの生地を裁断、甥っ子になみ縫いを指示。
ぬいぐるみを縫うために本返し縫いや半返し縫いが出来ていたので、
(もちろん下手。七歳の男児だもの)なみ縫いは割にラクみたい。
わたしは隣で自分のシゴトを進めながら、
ポイントの部分はやってあげて、可愛い巾着ができました。


で、きびだんごは粘土で。わたしのぬいぐるみに使う粘土をちょっと
わけてあげて、まぁるくこねて、今乾燥中です。

今日は、ここまでやって帰っていきました。
明日また続きをやるそうです。きびだんごを塗るとか。


大きくなって、甥っ子がパパになったときに、子供に、
「パパが小さいときに、桃太郎さんにきびだんごを作ってあげたんだ。」
と話すんだよ~と言って聞かせました。

この桃太郎人形が、わたしと甥っ子が作った「きびだんごときびだんご袋」とともに
いつまでも大事にされて行くと嬉しいんだけどな。


しかし、甥っ子は、ちょっとおバカさんで、「縫う」と「塗る」の区別があいまい。
生地と針を持って「ココをぬるの?」と聞いてきます。
「縫うんです!」
by dog_god | 2010-04-24 23:44 | 手作り
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