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作る。出会う。

「風の犬」に胴がつき、詰め物をしてるところ。
今回のこの作業はいつもよりだいぶ大変!
大きさが実際の中型犬くらいあるので、
「は〜い、右を下に〜。よっこらしょ。」
「今度は左を下に〜。どっこいしょっと。」
「うつぶせになって〜。おまえさん、重たいのぉ〜。」
などと、まるで老犬介護の感じ。
まだ手足ついてないけど、既に3kg以上ありそう。

それでも、詰め物するときは
老衰で死んじゃった犬っていう設定だから
「おまえ、痩せちゃって背骨が出てたでしょう?」
乞食に飼われていたんだもの
「いつもぺこぺこで、お腹んトコぐ〜〜〜っとへこんでたんじゃないの?」
と対話しながら詰めてくと、だんだんその犬が姿を現わすよう。

よく子育ては子供とのスキンシップが大事って言うけど、わかる気がする。
詰め物って、マッサージや愛撫に似た感じがあって、
あっちこっちの筋肉やら骨やらを感じながらやってくと、
ホントにその犬と相対してる気分。
今回の大きさは、だき抱えながらの作業なので余計にそうかも。


作る。出会う。_e0113673_1327130.jpgけっこう時間をかけて、それに思いのほかたっくさんの綿やら、木毛やら、
重りやらを飲み込み、だいぶ犬になってきて、置き場所にも困るので
ちょっとベッドに寝かせてみたら、ハル、ルカ、風の犬、と3匹飼っているみたい。

いつかスタンダードプードルを飼いたいという夢があるけど、
ウチにスタンプ−居たらこんなかなぁ〜。いや、スタンプ−の方がもっとでっかいか。。。などとシミュレーションもしてみたりして。

私が生涯に飼える犬の数は限られているけれど、
こうやって、作ることでまだまだたくさん犬と出会っていきたい。
その犬と出会う事って、その時の自分と出会う事なのかもなぁ。
by dog_god | 2008-05-04 13:36 | ぬいぐるみ
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