しあわせなわかれ

春ちゃんは苦しまずにいきました。
私の手作り朝ゴハンをぺろりとたいらげ、朝のお湯につかり、日なたぼっこをし、
まさか、次に来るのは死?というくらいに平和な流れ。。。でも突然に死が来るんですね。「今日は死ぬのにいい日。」インディアンの言葉。まさにそんな感じで、
春ちゃんは自分の決めた日に迷わず行ってしまいました。
いつでも、朝まで私の首と右肩の間で眠っているのに、あの日は、起きたら隣の部屋にひとりで寝ていて、驚きましたが、決めていたからだろうな。
11才7ヶ月。私はいつも犬仲間とは20才目指そうね。と合い言葉のように言ってました。

振り返るのはやめにします。今日も、いつものような一日にしようと誓っていました。
頂いたお花は全部短く切り、思って下さってるよ、と報告しながら、春ちゃんのまわりを囲みました。頂いたメッセージも全部読んで聞かせました。
火葬の際は好きなものをいれてあげる良いと聞きましたが、春ちゃんにはゴハンもオヤツも時間ごとにあげればいいし、火葬できるのは身体だけだという約束なので、
私は、春ちゃんが元で授かった皆さんの温かな思いで春ちゃんを囲んで送ってあげる事にしました。だから、なんだか、悲しくなかったです。

お骨になって出てきた春ちゃんを見ても、とても「あたりまえ」なキモチでした。
私だって、同じ。母も友達も付き添ってくれましたが、みんなおんなじ。
一生懸命生きて、最期は小さなかけらや灰になる。
でも、どれだけの大きなものをのこしていってくれた事か!
私に春ちゃんほどの豊かな表現ができるだろうか。
人を幸せにできるだろうか。
私は、春ちゃんのお骨をひとかけ、頂いてしまいました。そう、食べちゃったのです。
8〜9年、だいたい自分と同じ食材を使い(いや、自分よりヘルシー)、私が犬たちのゴハンを作ってきました。
春ちゃんの骨も筋肉も私が作ったというキモチがあります。
春ちゃんの可愛い身体を、大きな魂を、私と一緒に生きた時間を。。。
私は、ぱくっと、自分に入れました。
食べちゃいたいというと、「そういう方もいらっしゃいますよ」と火葬して下さった方が優しくおっしゃったので、「じゃあ、頂きまーす!」と言って。
それもとても「あたりまえ」なキモチでした。
なんか、春ちゃんが「キャッ」って笑ったような気がしました。

ルカが、ここ数日、どんどん春ちゃんに似てきています。
それはルカを見る誰もが言うのです。
春ちゃんが、ルカに入り、ルカや私を守ってくれると信じよう。

そして。。。。
これまでハルとルカ、2人でハルッカでしたが、
これからは、ルカがひとりで「ハルッカ」。
襲名です。


夕方、急に、母に私が、
「なんだか、急に富士宮に帰りたくなっちゃった〜」と言って泣きつきました。
自分でも意外な行動でしたが、
私の何かが、そういうのです。「富士宮に帰りたくなっちゃった〜」って。
春ちゃんとのお別れのため、上京してくれた母が明日、帰っていきます。
私は、今、心を自由にして、したいようにしようと思います。
こうやって、皆さんにコメントしたりしていると、とてもやすらぐのですが、
私のどこかに
「帰りたくなっちゃった人」が居るようです。

しばらく、現れなくなるかもしれないし、
相変わらずここでおしゃべりくちゃくちゃするかもしれません。

ハルッカと私、そして、四角い箱の春ちゃん、今どこに居たいのかを
自由に考えようと思います。
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by dog_god | 2008-09-05 00:11 | 犬との暮らし
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