もこちゃんが仕上がり、オーダー主さんからの連絡を待ちながら委託っ子を制作。
うまく連絡がとれずに、やっと連絡がついたのは今夜。
残念だけれど月命日のぬいぐるみ到着は間に合わない、と私もオーダー主さんも諦め、
月命日の翌日のお届けを約束。
ところが、委託っ子の制作をしながら、
ふっと、まだ間に合うんじゃないかって思って、
郵便局のあちこちに電話をしだして、新宿本局に今夜届けさえすれば
ぎりぎり月命日に到着するとわかり、もう一度オーダー主さんに連絡し、
それを伝えると喜んで下さったので、委託っ子をそのままにして
夜10時近くになって、自転車を走らせ新宿へと急いでる私。
自転車走らせながら、昔昔の山口百恵のドラマの主題歌が。。。
♪な〜ぜ 走るの〜か? な〜ぜ急ぐの〜か?♪
その問いに対して歌詞では「愛としか、愛としか 答えられない」
なのだけれど、
私には、その答えは「もこちゃんがそうしたい」んだとしか思えなかった。
月命日に間に合いたいと思っているのは、私じゃなく、もこちゃん自身だ、って。新宿が近くなると、ビルの下に何人ものホームレスが段ボールや傘で囲った
お家に眠ってる。毛布だけ頭からかぶって寒そうな人も居る。
私の仕事は、私にできることをやることなんだ。
郵便局の窓口は意外に混んでいて、こんな時間でも、
もこちゃんが間に合うように働いている人が居てくれるこの街が好きだと思った。
電話で問い合わせた時も、電話口に出た方は、ご自分の担当でないのに、
自ら色々調べて下さってとても親切だった。
みんなが、みんなのお仕事をして、もこぐるみちゃんは無事に御家族と御対面となる。
良い御対面となりますように。
さぁ、私は次の仕事の委託っ子をやろ〜。